【事例-182】統合失調症と自閉症スペクトラム障害で障害等級2級に認められたケース(茨木市 25年以上前の初診日)
【統合失調症と自閉症スペクトラム障害で障害等級2級に認められたケース】
診断名:統合失調症・自閉症スペクトラム障害
面談:事務所での面談
エリア:茨木市
男性/50代
相談時の状況
統合失調症と自閉症スペクトラム障害について、50代男性より手続きのご相談を頂きました。
社労士による見解
後日、ご家族様と一緒に来所頂き、病歴と症状をお伺いしました。仕事でミスを繰返し、叱責される日々が続いた事。次第に人間関係も上手くいかなくなり、気持ちが落ち込んで、脅迫されているような感情になり、25年以上も前に統合失調症の初診日がある事がわかりました。また、その後に上司に勧められて発達検査を受け、自閉症スペクトラム障害の診断がついたとの事でした。仕事を継続するも、休職と復職を繰返し、時には入院する事もあるご様子でしたので、2級には該当すると判断しました。
受任してから申請までに行ったこと
「25年以上前の初診日が立証できるか」が一つ目の課題でしたが、ご自身が既にカルテを取り寄せていらっしゃいましたので、まずはそこから記載内容を確認しました。
加えて、職場の寮に入っていたご本人には病識が無く、ご家族様も離れて生活していた為、症状の聞取りにも苦戦しましたが、150枚以上あるカルテを1枚1枚確認した事で、初診日の他、症状も把握する事が出来、それらを病歴としてまとめ、書類を作成しました。
なんとか申請した後に、障害年金に不慣れな共済組合の担当者より、診断書の発病日と初診日の訂正を求められましたが、訂正が不要な点とその理由を説明して対応しました。その際、共済組合の担当者には、不明点は共済組合連合会に確認をするよう助言しました。
この時は、「自分で申請手続きをしている方は、きっとこの電話で不要な訂正に応じてしまい、結果として初診日が原因の棄却もあり得る。」との怖さを感じました。
結果
障害厚生(共済)年金2級の受給が認められました。 受付窓口の担当者が全て、障害年金に精通しているとは限らない点が、今回の請求の怖さと感じました。自分で手続きをする方は、窓口の方が書類の訂正を要請すれば、きっと応じてしまうと思います。応じるべき事なのか、否か、その判断において、専門家の存在の意味を感じる案件でした。
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- 【事例-42】高血圧性の慢性腎不全で人工透析を開始し、認定日の特例で障害厚生年金2級に認めら れたケース
- 【事例-41】大腸癌により人工肛門を装着しており、認定日の特例で請求して障害厚生年金3級に認められたケース
- 【事例-40】約1年半通院していた病院で「病名が不明」だと診断書の作成を拒まれたが、うつ病で障害厚生年金2級に認められたケース
- 【事例-39】初診日が20歳前にある統合失調症で、障害基礎年金2級に認められたケース
- 【事例-38】うつ病で障害厚生年金3級に認められたケース
- 【事例-37】中学生の時に精神科を受診したものの、その後病院への受診がないまま数年間過ごしました。その後就職し、23歳の時の再発時の受診を初診日として障害厚生年金2級に認められたケース【社会的治癒】
- 【事例-36】うつ病で障害厚生年金2級に認められ、約4年の遡及も出来たケース
- 【事例-35】うつ病で障害基礎年金2級に認められたケース
- 【事例-34】病歴が長く、また複数の病院を受診していた為、初診日の証明するカルテが残っていなかったが関節リウマチにより障害厚生年金3級を認められ、約5年間遡及出来たケース
- 【事例-33】初診時のカルテが無く、医師の第三者証明により双極性感情障害で障害基礎年金2級に認められたケース
- 【事例-32】病歴が長く複数の病院を受診していた為、カルテが残っていなかったが、なんとか初診日の証明が出来、右大腿骨骨頭壊死で障害厚生年金3級に認められ5年間の遡及もできたケース
- 【事例-31】過去にご家族が申請を試み、何度も市役所に相談に足を運んだが、結局途中であきらめてしまった。その後数年経ち、「やっぱり諦められない」と依頼を頂き、無事に知的障害で障害基礎年金2級に認められたケース
- 【事例-30】初診日時点の病院が廃院し、カルテが残っていなかったが、うつ病で障害厚生年金(旧:共済年金)2級に認められたケース
- 【事例-29】発達障害で過去に自分で申請したが不支給になったとの事で依頼を頂き、無事に障害基礎年金2級に認められたケース
- 【事例-28】初診日よりずっと同じ病院に通院して、双極性感情障害で障害厚生年金2級に認められたケース
- 【事例-27】病歴が長く病院を複数受診しており、初診日に通院していた病院にはカルテが残って いなかったが、双極性感情障害で障害厚生年金2級に認められたケース
- 【事例-26】うつ病で障害厚生年金2級を認められたケース
- 【事例-25】C型肝硬変で障害厚生年金1級に認められたケース
- 【事例-24】多発性硬化症で障害基礎年金2級に決定し、5年間遡及も認められたケース
- 【事例-23】初診日時点は内科に通院していたが、治療の為に精神科に転院し、うつ病で障害厚生年金2級に認められたケース
- 【事例-22】複数の傷病を発症している方が脊髄炎で障害厚生年金1級に認められたケース
- 【事例-21】肝硬変・肝臓癌で障害厚生年金3級に認められたケース
- 【事例-20】糖尿病で障害厚生年金3級に認められたケース
- 【事例-19】仕事中に右手を切断し、労災保険を受給しながら障害厚生年金2級を認められ、約2年間遡及出来たケース
- 【事例-18】大腸がんにより人工肛門を装着し、障害厚生年金3級に認められ、1年間遡及できたケース
- 【事例-17】認定日時点の病院が廃院していたが、うつ病で障害厚生年金2級を認められ、4年間遡及 出来たケース
- 【事例-16】左変形性股関節症で人工関節を装着し、障害厚生年金3級を認められたケース
- 【事例-15】検診で乳癌が見つかり、障害基礎年金2級に認められたケース
- 【事例-14】うつ病で在職しながら障害共済年金3級に認められ、請求日時点は休職中で障害共済年金2級に認められたケース
- 【事例-13】うつ病で障害基礎年金2級を認められ、5年間遡及出来たケース
- 【事例-12】うつ病を患い休職中に申請し、障害厚生年金2級に認められたケース
- 【事例-11】双極性感情障害で障害厚生年金2級に認められたケース
- 【事例-10】在職中に双極性感情障害を患い障害共済年金3級に認められ、5年間遡及出来たケース(支給はH27.10月からの一元化以降分より)
- 【事例-9】網膜色素変性症で障害厚生年金2級に認められたケース
- 【事例-8】統合失調症で障害基礎年金2級を受給できたケース
- 【事例-7】うつ病で障害厚生年金2級を受給出来たケース
- 【事例-6】脳梗塞で障害厚生年金1級を受給出来たケース
- 【事例-5】交通事故による高次脳機能障害で障害厚生年金2級を受給出来たケース
- 【事例-4】心疾患による受給事例
- 【事例-3】精神疾患による受給事例
- 【事例-2】がんによる受給事例
- 【事例-1】肢体の障害による受給事例
発達障害の最新記事
- 【事例-222】発達障害・知的障害について障害基礎年金2級が認められたケース(交野市 完成後の診断書の記載間違いを病院に確認し、正しい内容に訂正いただく)
- 【事例-221】広汎性発達障害の家族がもうすぐ20歳になると、ご相談を頂いたケース(茨木市 幼少期から対人トラブルを繰り返し、ご家族が育てにくさを感じていらっしゃいました)
- 【事例-217】自閉症・知的障害について親が手続きを始めたが、途中から進まなくなりご相談を頂いたケース(高槻市 「市役所に相談に行っても解決せず、2年も手続きが進まないのでお願いしたい」とご連絡)
- 【事例-215】うつ病・ADHDについて自分で手続きを進めたが不安になり、途中からご依頼を頂いたケース(吹田市 持参頂いた診断書は、実際の症状よりもかなり軽い内容で書かれていた)
- 【事例-213】うつ病について自分で手続きをして不支給となり、ご依頼を頂いたケース(茨木市 うつ病の症状で不支給となったが、後にADHDと診断されやり直し請求を行う)
- 【事例-205】ADHDで障害厚生年金3級に認められた事例(堺市 一般雇用での就労にて就労の状況も詳しく書類にまとめる)
- 【事例-201】自閉症スペクトラム障害、うつ病で障害厚生年金2級に認められた事例(枚方市 医師に診断書を記載頂くにあたり、資料にまとめてお渡し)
- 【事例-188】反復性うつ病・自閉症スペクトラム障害で障害厚生年金2級に認められた事例(茨木市 幼少期から冗談が通じずに対人トラブルが続く)
- 【事例-180】ADHDで障害厚生年金2級に認められた事例(門真市 再就職が難しいとご相談)
- 【事例-169】知的障害・自閉症スペクトラム障害で障害基礎年金2級に認められた事例(茨木市)
- 【事例-165】自閉症スペクトラム障害で障害等級2級に認められた事例(茨木市 お母さまよりご相談)
- 【事例-156】診断書を書いて頂ける病院がないとご相談を頂き、知的障害・自閉症スペクトラム障害で障害等級2級に認められた事例
- 【事例-155】自分で申請しようとしたが申立書を書けず、双極性感情障害・注意欠陥多動性障害で障害等級2級に認められた事例
- 【事例-151】自閉症スペクトラム障害、ADHDで障害等級2級に認められた事例
- 【事例-148】自閉症スペクトラム障害で障害等級2級に認められた事例
- 【事例-146】知的障害と自閉症で障害等級2級が認められた事例
- 【事例-141】医師からのご紹介でご依頼を頂き、双極性感情障害・広汎性発達障害・注意欠如多動性障害で5年間の遡りが認められた事例
- 【事例-135】初診時の病院が廃院していたが、双極性感情障害、注意欠陥多動性障害で障害等級2級に認められた事例
- 【事例-133】ダウン症、知的障害の方の申請について、ご相談を頂いたケース
- 【事例-132】自閉症スペクトラム障害で障害等級2級に認められた事例
- 【事例-131】反復性うつ病・自閉症スペクトラム障害について、自分で手続きを進めていたが、行き詰まり途中でご依頼を頂いたケース
- 【事例-126】注意欠如多動症で3級を受給していた方について、就労していても額改定請求により2級が認められた事例
- 【事例-110】広汎性発達障害・知的障害で1級に認められたケース
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- 【事例-84】自分で手続きをしたが、途中で行き詰まりご相談を頂いたケース 知的障害・自閉症で1級・約1年半遡及で決定
- 【事例-29】発達障害で過去に自分で申請したが不支給になったとの事で依頼を頂き、無事に障害基礎年金2級に認められたケース
統合失調症の最新記事
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