【事例-61】うつ病で障害厚生年金2級に決定し、５年間のさかのぼりも認められたケース

お電話でご相談いただき、後日ケアマネージャーの方と一緒に事務所へお越し頂きました。

職場でのいじめやセクハラで強いストレスを受け、うつ病を発症されました。

不眠で食欲もなく、下痢気味で体重も大幅に減少して休職し、その後退職に至ったとの事でした。病院でうつ病と診断され、2週間に１回通院されていましたが、一人では外出できず、病院へはお母様が同行されていました。

幻聴・幻覚があり、自傷行為で腕を切る事が多発しているとの事でした。ご相談に事務所に来所頂く際にも一人での外出が困難との事で、ケアマネージャーの方と一緒にお越し頂きました。

このような状態から障害等級2級に該当する可能性が高いと判断しました。

過去の記憶を思い出しにくいとの事で、ケアマネージャーの方にもお話を伺いながら、過去のことから時間をかけて聞き取りをしました。その内容をしっかりと医師にお伝えし、病歴・就労状況申立書にも記載しました。

医師に診断書を依頼する際、「理解力の低下があり、一人では医師の質問に答えることが出来ない」との事でしたので、病院に同行しました。その結果、適切な内容の診断書を作成していただくことができました。

障害厚生年金2級に決定し、５年間のさかのぼりも認められました。

障害年金の審査は、書類審査です。したがって、診断書や病歴・就労状況等申立書等の書類の内容がそのまま審査結果に反映します。

一人では病歴を思い出すのが困難でも、専門家による障害年金のポイントに沿った質問や、一緒にお話をすることで少しずつ思い出せることもあるはずです。そんな時こそ、まずは経験豊富な専門家へ相談ください。

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