【事例-161】カルテが残っておらず、初診日の証明ができないとご相談頂き、統合失調症で障害基礎年金2級に認められた事例(茨木市 初診日の証明)

【カルテが残っておらず、初診日の証明ができないとご相談頂き、統合失調症で障害基礎年金2級に認められた事例】
診断名:統合失調症
面談:事務所での面談
エリア:茨木市

相談時の状況

数年前に一度、障害年金の手続きをご自身で進めていたものの、最初に通っていた病院のカルテが残っておらず、手続きを断念されたとの事でした。その後は統合失調症の症状が重く、手続きが出来ないまま数年経過したそうです。しかし、諦めきれないと主治医に相談した所、幣所に相談しては?とご紹介頂きました。

社労士による見解

ご家族と一緒に来所され、ご本人様とご家族様よりお話を伺いました。10代の頃、人と関わる時に緊張や不安を感じるようになり、希死念慮も強まり、心配した家族が病院(A病院)に連れて行きました。その病院には1年半ほど通院しましたが、転居により転院しました。
B病院に転院後も、不安感や妄想等の症状は続き、対人関係には支障をきたしました。何も出来ない事を悲観し、希死念慮が強まって入院を希望し、転院しました。
しかし、親が心配して入院(C病院)に反対し、その日は帰宅しました。その後も入院したい気持ちが強まる時に受診するものの、毎回付き添いの親に反対されて入院には至りませんでした。
転院先(D病院)を見つけて定期的に通院をするも、その後も自傷行為や自殺企図が続き、「殺される」との強い妄想もあり、警察官に助けられる事もありました。このような状態でしたので、家族も目を離す事が出来ませんでした。
10年近く通院を続けていた頃、主治医が開業されるとの事で、ついて行くために現在のクリニックへ転院されました。
ご自身で年金事務所に通い、手続きを進めていらっしゃいましたが、20年以上前のA病院のカルテが破棄されて残っていないの事で、手続きが中断していました。
症状は決して軽いとは言えず、初診日を証明して主治医にお繋ぎすることが出来れば、申請は問題ないと考えました。

受任してから申請までに行ったこと

病歴が長く、10代の頃の事を思い出すことが難しいご様子で、いつ頃どの病院に行っていたのか、最初ははっきりしませんでした。幸い、ご家族もご一緒でしたので、まずは、ご家族様の記憶から病歴をまとめました。
初診となるA病院にカルテが残っていないかを幣所からも確認しましたが、やはり残っていませんでした。しかし、C病院のカルテにA病院の初診時の記載を見つける事が出来ましたので、現在の主治医にお繋ぎする事が出来ました。

結果

無事に初診日が認められ、障害基礎年金2級の受給が認められました。

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